ITインフラ更新事例・日報（パート主婦視点／AI活用コンサル見習い）

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はじめに

今日は、老朽化したオンプレミス中心の環境を段階的に刷新する「ITインフラ更新事例」を題材に、要点の整理と学びを深めた。
午前は子どもの送り迎えの合間に基礎用語を学習し、午後は先輩コンサルの同行でヒアリングの流れを観察。帰宅後、家計簿を整える感覚でTCO（総保有コスト）の考え方をノートにまとめ、更新投資の判断軸を自分の言葉に落とし込んだ。

学んだこと・調べたことをもとに、更新の結論、理由、具体的な進め方、そして再確認までを自分の視点で記す。特に財務面の課題と、放置した場合のリスク、学習曲線を踏まえた教育計画、段階移行の作業設計について深く掘り下げた。

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今日つかんだ要点

私は、老朽化したオンプレ中心の環境に対しては、

• 段階的なハイブリッド化（必要領域を共用クラウドへ順次移設）
• 標準化と自動化（コードによる構成管理）
• 可視化（コスト・性能・セキュリティの見える化）

が最も現実的で費用対効果が高いと学んだ。
更新を“一気に”ではなく“小さく早く”進め、仮説検証のサイクルで失敗コストを抑える。

さらに、認証の統合と多要素化・ネットワークのセグメント化・災害対策のRPO/RTO設定などを優先し、結果的にCAPEXからOPEX中心の平準化に近づくと理解できた。

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なぜそう判断したか

財務面では、更新を先送りすると、保守費高騰と障害増による残業・損失が膨らむ。これは「古い家電を無理に延命して電気代と修理代がかさむ」状況に似ている。

リスク面では、脆弱性対応遅延による漏えい・停止・信頼失墜、属人運用の固定化、調達リードタイムの遅延などが発生する。

ポイント: インフラ更新の本質は「最新化」ではなく「TCO最適化」。リーンスタートアップ的に小さく試し、計測・学習を回すことで失敗コストを最小化できる。

また、リアルオプション思考では、段階移行は“選択権”を残す方法であり、不確実性に強い戦略になる。

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今日まとめた具体像

1) 現状棚卸しと優先度付け

• システムを「重要度×変動性」でマッピング。
• 「移設」「再設計」「統合・廃止」「当面維持」に分類。
• 成果物：CMDB、依存関係図、暫定RACI。

2) 基本設計の標準化

• 認証のID統合＋多要素化。
• ネットワークはセグメント化＋ゼロトラスト。
• バックアップのRPO/RTO明文化、演習で検証。
• コスト管理はタグと命名規則で見える化。

表：TCO比較のイメージ

項目	更新なしの場合	段階的更新の場合
保守費用	高騰（年々増加）	平準化（クラウド利用）
ダウンタイム損失	繰り返し発生	大幅削減
運用人件費	属人対応増加	自動化で削減
リスク	高（脆弱性多発）	低（定期更新可能）

3) 自動化と可観測性

• 構成管理はコード化（IaC）。
• 監視はサービス目線でSLOを設定。
• ダッシュボードは業務部門と調整。

4) 段階移行の作業設計

• 第0フェーズ：ネットワーク疎通と監査ログ基盤。
• 第1〜3フェーズ：変動領域からクラウド化、データ系は並走後に切替。
• 常にロールバック手順を準備。

5) コストと効果の考え方

• 「刷新なし」と「段階刷新」でTCO比較。
• 二重運用期間はコスト増だが、中長期で削減。
• 効果はコスト削減だけでなく、監査対応・可用性向上・人の余裕など無形価値も大きい。

6) リスクと対策

• 設定ミス：レビューと自動テスト。
• ベンダーロックイン：抽象化と出口設計。
• 教育不足：ハンズオン、手順更新、ナレッジ化。
• 予算超過：フェーズごとに着地確認。

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次の一歩

今日の結論は変わらない。
すなわち 「段階的ハイブリッド化＋標準化・自動化・可視化・人材育成」の並行推進である。

明日は、タグ設計とSLO草案、バックアップ演習計画のテンプレートを仕上げ、先輩にレビューを依頼する。学んだ用語を整理し、チェックリストを更新して、次の段階につなげる。

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まとめ

今日の学びは、家計管理と同じく「見える化」と「小さく早く試す」ことが要であると実感した。
ITインフラ更新は単なる機器更新ではなく、組織全体の働き方を整える取り組み。

• 段階移行で選択肢を残す
• 標準化と自動化で人の集中力を取り戻す

結果として、障害や残業が減り、仕事と家庭のリズムが整う。これが家族全員が笑顔で過ごせる生活につながると信じている。

明日も小さな一歩を積み重ね、実務に活かせる形に磨き上げたい。