ITコンサルタントとして初めて向き合った「業務課題の可視化」と私自身の視点の変化

「ITコンサルタントの仕事」について調べてみました!
はじめに
本日は、ITコンサルタントとしての業務理解を深める一環として、業務プロセスの分析と課題抽出について学習しました。まだITについて右も左も分からない私ですが、クライアントが抱える問題を「見える化」し、そこに潜む根本的な原因を探る過程を追体験する中で、表面的な現象にとらわれずに深層構造を掘り下げる視点の大切さに気づきました。主婦として、家庭内の問題に対して直感的・経験的に対応していた日々の行動とは異なり、ロジカルかつ構造的なアプローチが必要とされるITコンサルタントの思考法は、これまでの私の発想にはなかったものでした。同時に、「これは家庭生活にも応用できる」と感じる瞬間が何度もありました。
◆ 本日の学びの結論
本日の学びの中で最も印象的だったのは、「課題とは、目に見えている問題の“奥”にあるものであり、それを洗い出すことこそがコンサルタントの出発点である」という点です。
ITツールを導入するだけでは問題は解決しません。そのツールが何を目的とし、どのような現場の課題を改善しようとしているのかを明確にしなければ、ただの“飾り”になってしまいます。
この「課題の可視化」という視点を持つことが、企業の改革を成功に導く第一歩であり、同時に私たちの生活改善にも直結する考え方だと感じました。
◆ 理由と背景
クライアント企業の中には、業績が上がらない、社員のモチベーションが低い、残業が減らないといった“目に見える問題”を抱えているところが多くあります。
しかし、その表面的な現象だけを見て「人手不足」「システムが古い」と短絡的に結論づけてしまうと、根本的な解決には至りません。
たとえば、業務プロセスの中に不要な手順や、重複している作業、明文化されていない業務ルールが残っている場合、それらが非効率を生み出している原因であることが多々あります。
今日学んだのは、「業務プロセスを図式化(フローチャートなど)して見える形にし、課題を可視化することで、誰もが同じ課題認識を持てるようになる」ことの大切さでした。
◆ 実習から得た具体的気づき
研修では、仮想企業A社を題材にした業務分析演習が行われました。A社は中堅の製造業で、販売管理システムが古く、手作業での伝票処理が残っており、それが作業の遅延やミスの原因になっているという設定でした。
私たちは、まずヒアリングデータをもとに各部署の業務を洗い出し、部門ごとの業務フロー図を作成しました。
その過程で浮き彫りになったのは以下の点です:
- 「在庫管理」と「受注処理」に作業の重複がある
- 情報が紙とシステムで二重管理されている
- 情報共有がメールのみで、口頭フォローが不十分
私は当初、「システムが古いから問題なのでは?」と思っていましたが、グループディスカッションの中で「業務フローが整っていなければ、新しいシステムを入れても混乱は続く」という意見を聞き、強く納得しました。
これは家庭においても同様です。
例えば、家計簿のつけ方や子どもの登校準備など、繰り返しの中で当たり前になっているやり方こそ、一度見直す価値があると実感しました。
◆ 本質的な課題定義の重要性
この演習を通して、「課題を正確に定義し、それをチームで共有できるよう可視化すること」が、業務改善の第一歩であるという理解が深まりました。
コンサルタントの最初の仕事は、決して「システムを導入すること」や「解決策をすぐ提示すること」ではありません。
「現場の課題を、論理的に、関係者が納得できる形で整理すること」が何より重要なのだと痛感しました。
この思考の順序を守らなければ、どれほど良いITツールを導入しても効果は出ないということも学びました。
まとめ
今回の学びを振り返ると、表面化している問題の裏に潜む本当の課題を見つける力こそが、ITコンサルタントに必要な能力であることが明確になりました。
そしてこれは、家庭においても大きな示唆を与えてくれます。
たとえば、「毎朝子どもが学校に遅れそうになる」という一見単純な問題も、その背後には次のような課題があるかもしれません:
- 朝の支度の順番が定まっていない
- 前日の準備ができていない
- 家族間のコミュニケーション不足
私は、今日の研修で学んだ業務フローの可視化を家庭にも応用し、家族一人ひとりの行動を図にして整理してみたいと思いました。
このように、コンサルタントとしての知見は、単に仕事の場面に留まらず、家庭の在り方や日常の過ごし方にも活かせる貴重なものです。
私はこの気づきを通じて、
「子供の才能を伸ばし、夢を追いかける環境」を作るためには、まず母である私自身が課題発見者であり改善提案者であることが必要なのだと感じました。
今後も、一つひとつの学びを家庭と仕事に還元し、
「家族全員が幸せを感じる暮らし」に繋げられるよう、努力を重ねていきたいと思います。
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